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カテゴリ:オレにも産ませろ!

オレにも産ませて! vol.12 出産後記

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Asitwas
小春のとき

Natunoninpu
夏乃のとき

2人の妊娠生活は違っていた。
2人とも病院の定期検診で帝王切開を薦められた。
小春のときは逆子。
夏乃のときは胎盤の機能低下という理由だった。
幸運なことに2人とも自然分娩で出産できた。
二度の出産で思うことは、すでにお腹の中で性格が備わっていること。
小春の耳を触る癖もエコーを通して見て、生まれてからも同じ様にしていた。
夏乃はほとんどすやすや寝ているけど一度起きたら、
手足を上下左右に勢いよくバタバタする。
妊娠中はなんでこんなに痛いのかと奥さんは疑問に思っていたら、
産まれてからもやっている。
お腹の中でしゃっくりをするのはびっくりして助産院に相談したけど、
いまだにおっぱいの後はしゃっくりになってます。


二人とも無事に産まれて、
小春はもうすぐ3歳。
夏乃はもうすぐ3ヶ月。
とても仲良く遊ぶ姿を見ると、色々な事に感謝の気持ちでいっぱいになる。

Konatu
2007年10月



オレにも産ませて! vol.11 出産編その3

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Tuna



天井から吊るされた綱を奥さんが力強く掴んでいた。
見学した時には、これは使わないだろうねと話していた綱。
小春が寝てから、なかなか陣痛が進まない。
微弱陣痛と言うらしい。
小春の時は、陣痛がとても強かったので
なるべくいきまない様に、力を逃がす様にしていたのに、
今回は力の限り力を入れてがんばってとまったく正反対のやり方だった。
後で聞いた事だが、あの4人体制じゃなかったら、
もっと長時間かかって大変だったらしい。
一人が産道の軌道を確保し、
いきみに合わせて他の二人がTシャツの裾で
赤ちゃんを押し出す手助けをしていた。
これはスーパーテクニックだったらしい。

小春が起きた。
いつもの事ながら「おっぱい」と泣きながらのお目覚め。
こんな非常時でも小春にとっては日常が流れているんだと思った。
でも奥さんにをとにかくお産に集中させなくてはと思い、
あまりに泣き叫ぶので抱っこして連れ出し、少し散歩した。
陣痛中に20分も場を離れるとは思わなかったけれど、
これも小春を立ち会わせるという事なんだと思う。
少し落ち着いたので
「もうすぐ赤ちゃんが出てくるから、戻ろうか」と声をかけ
小春は肩の上でコクッと頷いた。
部屋に戻ると「もうすぐ頭が見えてくるよ!」という状況だった。
小春は少ししたら熱気と雰囲気で、また泣き出してしまった。
お母さんのところに寄り、おっぱいをくわえた。
陣痛の合間にまたおっぱいをくわえるということを
5回くらい繰り返した後、
お母さんが、「小春ごめん」と突き放した。
僕も泣き叫ぶ小春をなんとか押さえながら誕生を待った。
それからまもなく「頭が見えてきたよ」と仲さんの声。
すぐに頭が見えてきた。
顔がこっちを向いているなと思ったと同時に
羊水が噴射して僕ら3人にかかった。
本当は後頭部が見えて産まれてくるのだが
旋回異常といって、正常な方向に回りきる前に産まれてくる事だった。
だから下におりてくるのに苦労してしまったらしい。
産まれた直後に、奥さんが「小春おいで!」と呼び
おっぱいへと導いた。
とても出産という大仕事の直後とは思えないくらい冷静だった。
おっぱいを飲んで落ち着いた小春は、すぐに夏乃の頭をなでていた。

小春は産んだ部屋で4人でいる時に、
「さっき仲さんの手が赤かったねえ。」と言っていた。
なんか夏乃の出産の全てを含んだ言葉だった。

オレにも産ませて! vol.9 出産編その1

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Natunoumu
2007.7


その日は予定してはなかったけど母が鰯を買って来てくれ夕飯を一緒に食べた。
「小春の時も秋刀魚を一緒に食べたら陣痛が始まったし青魚の鰯で生まれるかもね。」
「でもまだまだ陣痛が弱いしもう少しかかるみたいだよ。」と話した。
その時は本気ではなかったけど、まさかまた青魚が陣痛を呼ぶことになるとは。
ご飯が終わり、小春と母を車まで送ってから家に戻ると奥さんがソファで辛そうにしている。
一応時間を計ってみたが、間隔が7分になったり15分になったり確信が持てない。
10分間隔になったら助産院に連絡をする事になっていたが、
一応の報告で電話したらいいかなと軽い気持ちだった。
陣痛の合間に奥さんが電話をすると、
「2人目は一気に始まるし一度診たいからすぐに来なさい」と言われたと言う。
その時点では家に帰ってくるつもりだったので、自宅出産用に揃えたシートなどを物置から出し、
小春の出産時にカメラを持ってなくて悔しい思いをしたので
一応カメラもカバンに入れ、小春に「赤ちゃんがこれから生まれて来るからね」と話し車に向かう。
左腕に小春を抱っこして右の肩にカバンをかけ、右手で陣痛の奥さんを支えながら歩いた。
車に着くと、小春が「お母さんと一緒がいい」と泣いた。
予想はしていた言葉だったけどあせった。
「お母さんは赤ちゃんが生まれそうでお腹痛いから小春ちゃんは前に座って欲しい」
と助手席のチャイルドシートに座らせた。
少し泣いた後、遠くを見つめる小春の横顔が凛としたとてもきれいな表情だった。
助産院に着く頃には心の準備ができたと言わんばかりの頼もしい顔になっていた。
10時少し前にバースあおばに到着。診察室でまず内診をすると、
「これは今日中に生まれるよ!」と柳沢助産士が言う。
奥さんと顔を見合わせ、あと2時間で生まれるってまさかねえとお互い半信半疑だった。
それから3時間後に生まれたのでほぼ言った通りの出産になった。
そして、「これだと家までもたないかもよ。
今さあ入院してる人も出産が近い人もいないから貸切り状態だしここで生んだら?」
と言われ正直僕は小春の時も結局、自宅で産めなかったし、
今回こそはという思いもあってどちらか決めかねていたのだけれど、
奥さんは割とあっさりじゃあそうしますと。
本人は面倒くさかったからと言いそうだけど、
なんかその時は潔いなあと感心した。

オレにも産ませて!vol.8 普通の日に

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Semi
2007.7.13

夏乃が生まれた日の朝、助産院の玄関に羽化したての蝉がいた。
夏乃の出産は普通の日の普通の夜に迎えた出産だった。
いつもの様に、夜ご飯を食べて小春と遊んでいたら陣痛が来て、
寝る前にちょっと出産という感じだった。(もちろん大仕事だったけど)
日常の中でかけがえのない日を迎えられた。
すぐそばで同じ時間に蝉も生まれていてうれしかった。

Umaretahi
2007.7.14



オレにも産ませて!vol.7 2度目の妊婦さんと

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Kinuta2_1
2007.6.17


2度目の出産は比較的楽になる傾向らしい。
色々な人に言われるのでそうなのだろう。
陣痛が始まってしまえば、考える余裕などないので
長くても短くても難産でも安産でもあまり関係ない。
短くスルッと産まれてくれるのに越した事はないが。

でも、2度目の妊婦さんは大変そうだ。
子育てとの両立は特に大変、その上仕事もある。
子育てだけでも大変体力や神経を使うのに、
身体はいたわらなくてはならないし、毎日へとへとだった。
そういう日常の生活の中での出産は感慨深いものになると思う。

良く八つ当たりされたが
今日まで僕もよく我慢したと思う。
時には陰でぶつぶつ言った事もあったけど。
できるだけ、力になろうとして色々やった事が
裏目に出て、泣かれる事もよくあった。
気持ちを汲んでいるようで、まあ経験のない事ですからしょうがない。

昨日、助産院で順調で心配する事ないとお墨付きをもらうまで
奥さんは不安で一杯だったけど、今日は本当に良い顔をしている。
だからか小春も一日ニコニコと鼻歌まじりに走り回っている。
今までの苦労が報われた。
なんか全てが良い方に向かっている。
良いお産になる気がしてきた。

友人や近所の人にも「出来る事があったら言って」と言われ、
僕ら家族はとても恵まれた環境にいる。
ブログを見てくださる方はもちろんだけど、
皆に見守られてできる
出産はなんて幸せなんだろう。

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