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おんがくの効用

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miho
<上の写真と本文とは関係ありません>

音楽を聴いたり、映画や芝居を見て感動するのは、自分のこころが影響していると思う。
もちろん、その表現が良いものでないとならないけど。
自分の経験で何かを見聞きして、涙が止まらなかった事が三度ある。

 一つは、小春が産まれた翌日の夜、
車を一人で運転している時に聴いたアートブレーキーの「チュニジアの夜」
もちろん、まだ、興奮状態の中、普段はいい曲だなと思う程度だけど、
この時は弦の一本一本が奏でる音の全てが聞こえた気がした。
絶対音感もないしリズム感もそんなにある方ではないのだけど、
そんな体験が出来たのは出産というもののなせる技か。
感動している自分の存在を気づいたのは、おんがくの効用。

 二つ目は、留学先から帰る時に飛行機で見た「アポロ13」。
みんなで団結して地球に帰ろうとしてがなってるシーンと、
日本に帰る自分が重なったんだと思う。
号泣
外国という事で気を張っていたのだけれど、自分では意識がなかった。
その涙が自分が気を張っていたことを気づかせた。がんばったんだオレと思った。
この時は、食事が運ばれて来て、BEEF or CHICHEN?」と聞かれたので
泣いてる事を悟られない様にするのに苦労した。
だって、アポロ13で泣いてると思われるのはなんか恥ずかしかったから。

 そして、もう一つは、友人から誘われていた、二人芝居
当日僕は、38度の発熱、なんでか、ふらふらしながら行った。
寝ていた方が楽なのに、無理をするほどのものなのかわからないのに
なぜか行った。
そしたら、コメディなのに、台詞の端々に、
僕が当時、漠然と考えていた将来の事や生き方について重なった。
少ない客席の2列目(演者のつばが届くくらい近い場所)で号泣した。
一度の人生、自分のやりたいことをやろうと決意するきっかけを与えてくれた。
終わった後、役者さんに良かったと声をかけようと思い近づいたら、
「あんな風に観てくれてありがとうございます。」って言われました。
高熱のせいで心のひだが敏感になってただけかもしれないですけど

 

週刊イリエフォトv0l.22

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2005年カレンダー1月用写真から
この写真は、ロンドンのナショナルギャラリーという美術館の
グッツショップのえんぴつです。
なぜか一本だけにょきっと飛び出していたのがかわいらしくて
撮りました。
たぶん一本手に取って見たまでは良かったけど
元に戻そうとしたら、先しか入らなかったのでは?
撮った時に、小学生の女の子が脇で、この人は何をやっているんだろうと見守っていました。
確かに、記念になんか買おうと探していたら、外国人が熱心にえんぴつにカメラを向けていたら
変だと思うでしょうね。

先日、カレンダーを購入してくださった方から、
「1月の写真、なんだか、勇気が出ます。多くの人に取り囲まれて
 自分は幸せに生きているのだわ、と思いました。」
といううれしいコメントをいただきました。

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