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映画「カセットテープダイアリー」を観て思ったこと

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1980年スコットランドの丘陵

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2014年ロンドン ハムステッドヒースの丘

「カセットテープダイアリー」http://cassette-diary.jp/ 
というイギリス映画を観た。父と子についてとても深く考えさせられた。そしてとても爽快な涙を流せる映画だった。
写真は、6年前にロンドンで撮った丘の写真と40年前にスコットランドで伯父が撮った丘の写真。
自分なりのレビューを書いてみた。※長文です。
「カセットテープダイアリー」 原題は、「Blinded by the light」
眩しい光の中では何も見えない。
1987年、ロンドンの近郊ルートンという田舎町、移民の少年は、日記を書く事で自分を見つめていた。そんな彼の人生を変えたのは、ブルース・スプリングティーンとの出会い。人種差別や父との葛藤という問題に立ち向かい成長していく実話から生まれた青春音楽ストーリー。

このタイトルには、自分なりの解釈ではあるけれど、2つの意味があると思った。
・親の愛が照らす光の中では、親に縛られて自分の道が見えず進めない。
・青春の光で、自分のことしか見えない。

主人公は、この2つの事を周りの人の助けを借りる事で乗り越えていった。自分の青春時代にロンドンに留学していたこともあり主人公を自分に重ねて涙で頬を濡らしながら観た。
冒頭と最後のシーンに出てくるイギリスの田舎に良くある美しい小高い丘。その美しく静かな丘のシーンに挟まれた1時間半の強烈で優しい物語が僕の心を懐かしく切なく心地良い気持ちにさせてくれた。
「親の愛情は、ときに、うるさくもある。」
親の愛は、時代遅れでうるさい。これから何にでも成れると思っている青春真っただ中の青年だったら、「うるさい!ほっといてくれ!」と誰しも反発するだろう。そんな時は、独りよがりな思いで突っ走り、親も恋人も兄弟も誰の声も聞こえず、自分だけが正しく新しい存在だと思ってしまう。それは間違いではないしそういう時期にしか持てないエネルギーに突き動かされる大切な事が間違いなくある。10代の頃、自分も綴っていた日記でそんな気持ちを書きなぐった時期があった。
16歳の主人公は、両親が若い頃に、一攫千金を狙って、周りの反対にあいながらパキスタンからイギリスに移住する。父親は、若い頃の胸に膨らむ希望を捨て去り、ガムシャラに働き現実に向き合い家族を養った。こんなはずじゃなかったと自分を責めながら。そして、父は、自分みたいになるな、夢を見るな現実と向き合えと息子を諭し続ける。そんな時に、主人公は、貧しい境遇で育った等身大の自分をさらけ出す歌手ブルース・スプリングティーンの歌に出会う。歌詞に自分の境遇を照らし合わせ、自分の気持ちを表に出し、昔から書き留めていた自分の詩を周りの人に見せる事で自分も周りの人も変わっていく。
「95年パキスタン対日本 街角サッカーマッチ」
70年代80年代のイギリスは、不況にあえぎ、移民排斥の風潮。映画の中でも、「この国から出て行け!」と家の壁に落書きされたり、小学生の集団が玄関の郵便受けから家の中に向けておしっこをかけるという描写がロンドン留学中のある夜の思い出と繋がった。
移民排斥差別の風潮は、18歳の僕がロンドンに留学していた95年にも変わらずに続いてた。ロンドンには、街の片隅に開放されたフットサル場がいたるところにあり、先にボールを蹴っている知らない人たちに混ぜてもらうのが当たり前の事だった。
ある晩、大学寮で夕食を終え、日本人の知り合い数人とフットサル場に行くと、同世代のアジアの人たちがサッカーをしていた。声をかけると、パキスタン対日本で試合をやろうと誘われる。ちょうど、映画の主人公の弟世代くらいの青年たちだった。その場で集まってボールを蹴るだけの遊びなのに異様な程「パキスタンの誇り!」「絶対に勝つぞ!」などと気合いを入れていたのが当時は不思議だった。この映画を観て、出自の誇りを鼓舞する気持ちだったんだとあの時の彼らの雰囲気がなんとなくわかった気がした。
「父と息子」
イギリスで生まれた主人公は、パキスタン流の家父長制を重んじる父の「お前はパキスタン人でイギリス人にはなれない」と言う言葉を受け入れようと出来ずにいた。イギリス人の親友もまた同じように父との葛藤を持っている事を知る。親子のズレはどの民族のどの社会にも同じようにある。「光を照らす事で、子の進む道を歩きやすくしてあげたい親の気持ち」と「手探りで歩き難くとも自分の進む道を自分の意思で歩きたいこの気持ち」はズレているような気持ちだけど進んで行く方向は同じ。大抵の親子は、すれ違い続けて、親になって初めて気付くのだろう。大学進学する頃には、色々な事を受け入れてパキスタン人のバックグラウンドを持ちながら進むという道を選んだ。父も息子が若い時の自分と同じ様に自分の道を選んでいることを認める。その影には、母の助言があった。母は結局家族を支えている。
自分の場合は、葛藤というほど大きなものではなかったかもしれないけれど、父と息子のぶつかりがあった。
ロンドン留学中の夏季休暇に、児童福祉を地方の大学で教える単身赴任中の父を訪ねた。昼は大学を案内してくれたり、大学で教えるようになり、児童だけでなく身体障害の分野など地域との繋がりが増えていることなどを話してくれた。
夜、父のアパートでお酒を飲んでいる時に息子と酌み交わす酒に気分も良くなった様で「福祉の仕事をしろ!」と赤ら顔で突然、怒鳴って言ってきた。その一言で、酔いも覚め「そんなこと言うなら今から帰る。」と言い返した。人類学を学びその分野を研究してみたい楽しみに胸膨らんでいるそんな時だったから、一瞬で突っぱねた。今思うと、父は、自分の人生を捧げる程たずさわってきた福祉の多様性、将来性を息子にバトンを渡したいと思っていたのだろう。あの時、青春真っ只中の僕には、「はいやります」と受け入れられるはずもなかった。今ならもう少し、冷静さを持って話の続きを聞けたかな?
いや、幾つになっても親からの頭ごなしの言葉を、冷静さを持って受け止める事はできないだろう。父が亡くなり、割とすぐに福祉の仕事をはじめてもうすぐ20年になる。
自分でもがいて飛び出して自分の道を選んできたつもりだった。でも結局、父の憧れた英国に留学し、父の生涯たずさわった福祉の仕事に従事している。僕が3歳の時に、家族で1年間ロンドンで住んだ様に、僕も小さい娘たちをロンドン旅行に連れて行った。そして、写真も伯父の影響だったりする。
無口な父は、天国でニヤッと笑っているだろう。 

映画「カメラを止めるな」と夏バテと

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酷暑にやられ、1週間前から夏バテ気味だった。

めまいやお腹に張りがあり不調が続いていた。
そんな時に奥さんから映画「カメラを止めるな」の誘い。

37分間手持ちカメラのノンストップ映像が続くという情報だけは、何故か知っていたので、
前評判が高いので観に行きたかったし、そこだけ耐えれば楽しめるだろうと予約。
混んでいたので前の方の席になり、見上げる形で鑑賞。
凄く楽しめ、映画っていいなという充実感に浸りながら帰宅。

帰宅直後からめまいとふらつきと吐き気と腹痛が激しくなり
夜ご飯も食べられずに、経口補水液とアイスだけ食べて朝まで動けず寝る。
翌日、朝一で内科受診。
ここ1週間の症状と、昨日の夕方頃から症状が激しくなったことを説明する。
「午後に何か変わったことはありましたか?」との質問で、これからこの先生に説明しないと行けないことと交わされるであろう会話が想像できた。
「映画を観ました。」
「タイトルは?」
「カメラを止めるな!」
「それで分かった!私も観たいと思っていた。
ネタバレするから内容は話さなくていいけど、
テレビの宣伝で見るくらいだけど

手ブレ映像が疲れるだろうなと思ってました。」
「はい。体調悪かったし疲れました。
あと、前の方で見上げるかたちで途中から吐き気も出てきたけど
のめり込んで観続けていました。」

「それで答えが出ました。
腹痛と便秘の方は、薬を飲んで様子をみて続くようなら消化器系の専門の受診をお勧めします。
めまいの方ですが、おそらく、疲れている状態で、
激しい映像と音響に三半規管が処理できず
自律神経が耐えられなかったのはないかと。
若い頃は大丈夫だったことでも中年期になるとこういう事は起きます。」

「後ろの方で観れば良かったです。」
「そうですね。首が不安定になるとこういう映画では起こりやすいでしょうね。
私も観に行くときは、後ろの方で観ます。
ありがとう。お大事に。」


専門的に説明して下さったけれど、
映画をこれから観る先生は、映画をより楽しみにされ、
映画を楽しんだ満身創痍の僕は身体を張って映画の宣伝をしに通院したみたいになりました。
それでも良いと思うくらい楽しい映画でした。

小春日和vol.596 今週末は運動会

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                     昨年の運動会より


今週末は、夏乃の小学校の運動会。小春がいなくなった分我が子が出場するプログラムは半分、当たり前だけど。余裕があるからといって、写真も撮りやすくなるわけでもなく、逆にシャッターチャンスが減って緊張してしまうだろう。夏乃に踊りの配置の流れと踊る時の向きや走る順番を聞いて準備するのだけれど、慣れない場所で、うまく撮れないんじゃないかと緊張。普段の家族写真では、その場で臨機応変に撮影できるのだけれど、我が子の徒競走などはうまくいかない。練習用に撮った知り合いの子の方がうまく撮れてしまう。これはもう緊張から来るものだろう。親だから、我が子を撮る時は気持ちが入りすぎる。例年、気合いが邪魔になってしまう。今年は、リラックスして挑みたいと思います。

結婚式→家族写真この先も

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      笑顔の絶えない挙式でした。挙式写真を撮影させていただきました。
                   


                          
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挙式撮影から、家族が増えて家族写真。大阪Rojiroomにて
あの短時間でこんなにたくさん、素敵な写真を撮ってくださったのですね・・・!
ありがとうございます。固まった顔から、楽しそうに太鼓を叩く姿まで、とっても愛らしく撮っていただき、親バカですが「かわいい〜〜!かわいい〜〜!」と夫婦で大盛り上がりでした!
同じ空気を纏った自分たちの姿を見て、今更ながら「ああ、家族なんだなあ。」と
当たり前なのに、少し不思議な、幸せな気持ちになりました。
素敵なお写真ばかりですが、個人的に商店街を歩いている場面で、
私と夫が完全に背中を向けていて、鼓だけカメラの方を向いている写真がすごく好きです。
「家族の成長」と共にこうして大切な写真が増えて行くのが、とっても楽しみです!
また来年も撮っていただけますように」という感想を頂きました。


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            太鼓をたたく我が子へ最高の拍手を送る両親。


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拍手だけでは章足らず、両親も一緒に太鼓をたたく。

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愛情をたっぷり注ぐご両親に、安心しきって冷静に見ているまなざし



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気分転換の散歩ですが、すぐに、せんべい片手に余裕の表情に。

家族写真のチラシを作りました。

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家族写真のチラシを作りました。

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色々なお店に置かせて頂こうと、自分が伺ったお店には
ちょこちょこ置かせて頂いています。
もし、店舗で置かせていただける方や個人的に見てみたいと
いう方がいらっしゃいましたら、送付いたしますので、ご連絡をいただけたらと思います。→ iriephoto@yahoo.co.jp  

 
下半期は、各地で家族写真のイベントや各地への出張撮影を増やしていきたい考えております。
カフェなどで出張イベントを行わせていただける方がいらっしゃいましたら
メールにて連絡をいただけたらと思います。→ iriephoto@yahoo.co.jp  


これまでに家族写真と家族絵日記の出張イベントを開催したのは、
三重 「ギャラリーやまほん」
大阪  「Rojiroom」
金沢 「collabon」
宮城 「Cafe Curio&Snooze」
栃木 「キナル」
広島 「5day’s market 」

また、出張家族写真の交通費の負担で悩まれている方も、ご希望を伝えて頂いてくださいましたら
何かのついでに(ついでを作り出したりして)伺うこともこちらで考えますので
まずはご希望だけでもお知らせください。  

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