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酷暑にやられ、1週間前から夏バテ気味だった。

めまいやお腹に張りがあり不調が続いていた。
そんな時に奥さんから映画「カメラを止めるな」の誘い。

37分間手持ちカメラのノンストップ映像が続くという情報だけは、何故か知っていたので、
前評判が高いので観に行きたかったし、そこだけ耐えれば楽しめるだろうと予約。
混んでいたので前の方の席になり、見上げる形で鑑賞。
凄く楽しめ、映画っていいなという充実感に浸りながら帰宅。

帰宅直後からめまいとふらつきと吐き気と腹痛が激しくなり
夜ご飯も食べられずに、経口補水液とアイスだけ食べて朝まで動けず寝る。
翌日、朝一で内科受診。
ここ1週間の症状と、昨日の夕方頃から症状が激しくなったことを説明する。
「午後に何か変わったことはありましたか?」との質問で、これからこの先生に説明しないと行けないことと交わされるであろう会話が想像できた。
「映画を観ました。」
「タイトルは?」
「カメラを止めるな!」
「それで分かった!私も観たいと思っていた。
ネタバレするから内容は話さなくていいけど、
テレビの宣伝で見るくらいだけど

手ブレ映像が疲れるだろうなと思ってました。」
「はい。体調悪かったし疲れました。
あと、前の方で見上げるかたちで途中から吐き気も出てきたけど
のめり込んで観続けていました。」

「それで答えが出ました。
腹痛と便秘の方は、薬を飲んで様子をみて続くようなら消化器系の専門の受診をお勧めします。
めまいの方ですが、おそらく、疲れている状態で、
激しい映像と音響に三半規管が処理できず
自律神経が耐えられなかったのはないかと。
若い頃は大丈夫だったことでも中年期になるとこういう事は起きます。」

「後ろの方で観れば良かったです。」
「そうですね。首が不安定になるとこういう映画では起こりやすいでしょうね。
私も観に行くときは、後ろの方で観ます。
ありがとう。お大事に。」


専門的に説明して下さったけれど、
映画をこれから観る先生は、映画をより楽しみにされ、
映画を楽しんだ満身創痍の僕は身体を張って映画の宣伝をしに通院したみたいになりました。
それでも良いと思うくらい楽しい映画でした。