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2004年07月

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今日電車で、母と赤ちゃんと4歳くらいの兄が乗っていた。
ベビーカーを前に置き、母の横にはお兄ちゃんが座って寝ていた。
乗ったときから、お母さんは、
「もうすぐ降りるから寝ちゃダメよ」と何度も言っては
指しゃぶりをする男の子のよだれのついた指と顔を拭いた。
男の子は、「眠いの〜」と力一杯だだをこねていた。
赤ちゃんが泣きもせず精悍な目で上を見ていてるのが対照的だった。
お母さんがベビーカーを持って降りるだけでも大変だろうに
寝てる子まで担ぐのは不可能じゃないかなと心配になってしまった。
男の子は何度タオルで顔をぬぐわれて、
「もうすぐ降りるよ」の声かけにも
無気力の「むにゃむにゃ」と言うだけだった。

それまで1人で母の愛情を独占していたのに
突然お兄ちゃんになってしまって、
まだ甘えたい頃だろうけど、
愛情は赤ちゃんと分け合わなくては行けない現実。

「次の駅で降りるからしっかりして」と言われ、
お兄ちゃんはそれまでとは違い、
目を必死に開けて頑張って靴を履き
ちゃんと、目的の駅で降りていた。

ガンバレおにいちゃん!

スパイラルマーケットで

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viena1
1999 ウィーン

今、友達の陶芸家の夫婦展が
表参道のスパイラルマーケットで31日までやっている。
スパイラルってメジャーな場所だから、
僕だったら、自分の作品が飾られたら手放しで喜ぶんじゃないのかなと思っていたけど。
彼らも嬉しいのはもちろんあると思う。
でもとても冷静だった。
展示の初日の感じを
スパイラルマーケットはセレクトショップで
自分たちの作品を見るために来るわけじゃないから、
なかなかむつかしいと話していた。

僕も、自分の写真の展示を、ワインバーでやったことがある。
3週間やったのだけれど、自分の作品が飾ってあるのがうれしくて
最初の1週間は毎日通ったけれど、
オーナーに、
「そんなに気を使わなくてもいいよ。」
と言われた。
どんな気持ちで言ったのかわからなかったけど
なんだか、行きづらくなって
それからは、知り合いが来る時にだけ顔を出した。
いない間に、飛び込みで、誰々がきたと報告されると
やっぱりいたかったと思うし。
役所広司さんがランチを食べていったとか聞くと、
ファンなので、
写真は僕のですなんて話しかけるきっかけになったのになあと。
やはり、展示以外の商売をしている場所を間借りさせてもらうのは難しいし、
見に来てくれた人にも気を使わせてしまう。
その時は、展示としては、これからもあれ以上のものは出来るかわからないと
思えるくらいレベルの高いものだった。それと半比例して(値段を張貼っていなかった事もあるが)
写真は2枚しか売れなかった。
でも、その買ってくれた2名は、
古道具屋坂田の主人と日本美術史家の山下裕二という大物二人だった。
あんまり、権威主義には興味がないけど
目利きと言われる人たちに買ってもらうことは、すごく大きな自信になった。
両方とは今でも親交を続けさせてもらっている。
良い出会いが、ワインバーでの収穫だったと思う。

スパイラルの方でも、彼らにとって今後に繋がる、良い出会いがあったらいいなと思う。



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昨年の秋に友人が参加したワークショップに
革作家さんが靴を出展しているというので見に行くと、
オーダーメードで靴を作ってくれるという。
早速僕も、革のサンダルを作ってもらうことにした。
手作りなので手元に届くまでに3ヶ月ほどかかったが、
とても気に入って履いている。

最近、既製品の革の財布が破れてきた。
とてもなじんで使いやすかったけど、
店を回って新しいのをさがした。
でも、しっくりいくのが見つからず何件目かで、
ふっと革作家の相馬紳一郎さんの事を思い出した。
家に帰って早速電話して、
「既製品なんだけど、使いやすいのでこれをベースに財布をオーダーしてくれないか」という
旨を説明した。
そうすると、
「偶然なんだけど、明日から代官山の無垢里で展示会をやるから、
もし会期中に来れそうだったら財布を持って来てください」と言った。
僕は、前回のワークショップの時に撮らせてもらった写真も手渡ししたかったし、
次の日に行った。
相も変わらず、独特の間で、僕の意向を聞きながら、
さらさらと財布のイメージをスケッチした。
まさにこんなんが欲しかったという絵になっていた。
革の端ってあまり、使われないでごみになることが多いらしい。
隙間産業的なんだと。
作り手の顔が見えるというのは素敵なことだと思う。
反対に、買い手の顔が見えるというのも良いことだと思う。
10月に財布が届くのが楽しみだ。

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先日友人宅へ遊びに行った時に撮った友人家族の写真を数枚渡した。
僕が、ホームページに載せたいと思って、
渡す前にパソコンに取り込んでいた2枚の写真があった。
数枚の写真を渡したときに、
僕が選んだその2枚の写真を特別に良いと言ってくれた。
僕は、常々、写真に写っている本人やその近しい人が喜んでくれるような瞬間を
選んで撮っているつもりであるけれど、
街で撮った人なんかには聞くことが出来ないし、
知り合いを撮ってから写真を渡す間に、
どれがいいかなんて選んでおくなんてことはあまりない。
今回は、たまたまホームページ用に選んでいただけだった。
そして、本人と僕の選んだ写真が一致したのは
なんだか嬉しかった。


その写真が男の子の2枚
http://homepage3.nifty.com/iriephoto/sakusaku/5_1.htm

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