カテゴリ:
Katikati
2007.3

僕は小春に嘘をつく。
お菓子がらみで嘘をつく。
買ったばかりの鯛焼きチョコを車で寝てる間に隠して
「小春ちゃん今まで持っていたのにどこやったの?」と言いながら
一緒に探してあげる。
スーパーで小春が選んだ牛のマークのチーズを他の事に気を取られている
隙に元に戻してくる。「モーモーウシさんは?」と袋の中を探してもないので
また一緒に探し、レジのおばさんが入れ忘れたんだねと微妙な嘘をつく。
小春ちゃんが見つけたチョコレートを見えないところで半分にして
これしかなかったと嘘をつく。
穏便にお菓子の量を減らすのは難しく大抵は根負けして結局お菓子をあげてしまう。
小春ちゃんは本当に幸せそうにお菓子を食べる。
チョコだってあめ玉だって手の中で溶けるまで大事に握っている。
うれしそうにお菓子を食べている姿を眺めているのは楽しい事。できることならずっと見ていたい。
矛盾するけど、嘘をついてでも少しでも量を減らしたいと思うのは親心というものかも。


Uso
2007.3