カテゴリ:
Kagefumi
2006.6

朝、小春を保育園に送りに行った時の事。
小春は例によって乳母車には乗らず抱っこしたり、
手をつないで歩いたりしていた。
とても日差しが強く影がくっきりとしていた。
途中で小春は乳母車の影を追い始めてそれに夢中になり
「待て待て!」と走り始めた。
僕の手をつないでいるので僕が押す乳母車に追いつくはずもないので、
立ち止まってあげると、突然四つん這いになり乳母車の影に寄って行った。
面白いのですこしずつ前進するとまた影を追う。
「汚れるから立って」と言っても
小春には影を近くで確実に捕まえる方が大事だった。
そのうちおばさんが後ろから来て
「あら何してるの?」とびっくりして尋ねてきた。
「乳母車の影を四つん這いで追いかけてるんです。」
と小春の代わりに答えたがおばさんは歩みを止めずに
「そんなことしないでおばちゃんと一緒に歩きましょうよ」と言ってくれた。
小春はおばさんが気になったのか
「待て待て!」と今度はおばさんを追いかけ始めた。
おばさんは本当に急いでいたらしく振り向きもせず去ってしまった。
小春は「おばさん行っちゃったねえ」とか
「あのおばさんは?」と保育園に着くまで何度も聞いてきた。