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ウチでは小春をお風呂に入れるのは僕の仕事。
そして、小春が唯一お母さんよりも、僕を頼ってくれる聖域だ。
というのも、いつもお湯につかるとき体育座りをして、そのモモの間に小春が寄りかかっている。
水中の小春はかわいい顔してとてもよく笑ってくれる。
部屋で会っているときとは、比べものにならないくらい頼り切って笑いかけてくれる。
もうそれは風呂場で小春と暮らしたくなってしまうくらいにうれしい時間である。
時々、奥さんがうらやましがって、
「明日は私が入れる」と言って、
入れてみるのだが小春もどうも落ち着かないらしく、
笑顔をあまり見せないらしい。
様子を見に風呂場を覗くと、小春が僕の姿を追う。
まるで「代わって」とでも言いたそうに。
その様子を見てまた嬉しくなる。
陸の上では、いつも逆の立場だから水の中くらい優越感を感じてもいいだろう。
しかし、例外もある。
風呂に入る直前まで小春が寝ていて、寝ぼけて連れて来られたとき。
入って少しの間は状況がつかめずぼーっとしてから、
お湯につかっていることがわかり少し笑うのだが、
洗う頃になると、喉が渇いていることに気づき、おっぱいを要求して、大声で力一杯泣きじゃくる。
風呂場は音響がすばらしいので、コチラは溜まらない。
今度からは、僕と小春の聖域を守る為、準備万端にしてから入浴させたいです。