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先日ラーメン屋に行った時の事である。
奥さんと二人で行ったのだが、
店員に向かい合わせの席に誘導された。
よくある作りで、隣の席が妊婦さんが通れないくらい近かった。
ラーメンが来るまでの間、隣の席の女の子二人組の会話に聞き入っていた。
聞いた話しをまとめると
久しぶりに会った先輩後輩で
後輩の子は会社の内定が決まったばかりで
先輩の地元の町田で会う事になった。
そして、どうやらもてない二人らしく
延々と彼氏を作るなら
異性に好かれるような人より同性に好かれる人がいいとか
彼女のヴィトンのバッグを持ってあげるようなひとは嫌だとか
雑誌とか読んでかっこつけてる人はいやだとか
しまいには、顔さえ付いてればいい
そうだそうだ!って結論が出たところで
ラーメンが運ばれて来た。

ラーメンの湯気で眼鏡が曇ってしまうので
取って食べていた。目の前の胡麻をいれて
その次に紅ショウガを入れようと思い
小さいステンレスのトングを左手で持った。
眼鏡をはずして視界がぼやけてるのに、余裕で割り箸を右手に持ち食べながら、
左手でトングを持ち損ねた。
次の瞬間赤いものがそこら中に飛び散った。
後輩から悲鳴が、先輩から大丈夫?との声が。
ひとかけらだけ、後輩の服に飛んでいったようで、
ぼくはもう平謝りでした。
どうやら、服に紅ショウガは付かなかったようで
許してくれた。

突然、
遠い存在だと思って先輩後輩の盗み聞きしていたのに
加害者と被害者という形をした近い関係になってしまった。

平謝りの「ごめんなさい」の中には、
少しだけ、「本音トークを盗み聞きしてごめんなさい」も含みましたけど。